当院の不妊治療方針
ストレスを最小限に

- 不妊治療は期間が長引いたり、通院回数が多かったりと、ストレスがかかりやすいものです。
特に、働いていらっしゃる方が仕事と治療を並行していくのは大変なことです。 - 当院では患者さまが、なるべくストレスを感じず、また、日常生活に支障を来さずに治療に取り組めるよう配慮しております。
希望する期間、方法、費用、生活とのバランスなど、患者さまの意思を尊重しながら進めてまいりますので、気にかかっていることがありましたら、是非包み隠さずお話ください。
納得のいく治療計画を立てていきましょう。
男性の来院負担を軽減します
- 不妊治療には男性側の検査も必要になりますが、男性が産婦人科を訪れるのは時間的・精神的に負担が大きいのではとの考えから、当院ではなるべく男性に来院いただかなくても済むような検査を行っています。
- 女性ひとりではなくカップルでの協力が必要になるからこそ、男性にもなるべくストレスなく治療に取り組んでいただきたいのです。
- 具体的な検査方法や来院の必要性についてお知りになりたい方は、当院までお問い合わせください。
治療期間の目安

- 当院での不妊治療期間の目安は約2年と考えています。
年齢や検査結果にもよりますが、治療により結果が出る方は、1年前後で妊娠に至るケースが多いです。 - もちろん、もっと短期間で妊娠される方も、もっと治療が長引く方もいらっしゃいますが、1年~2年というのがひとつの目安となります。
不妊治療を始められる際は、そのくらいの期間を念頭に置いてください。
当院の不妊治療内容
主な検査
当院の不妊検査は基本的に、保険適用範囲内で行っております。
超音波検査
排卵日を推定するため、卵胞の大きさを測定します。
エコー検査なので、卵巣や子宮形の異常の有無がわかったり、子宮内膜症や卵巣嚢腫、子宮筋腫などを見つけたりすることもできます。各種ホルモン検査
血液や尿を採取して、各種ホルモンの量や状態を調べます。
子宮卵管造影検査(HSG)
子宮の入口からカテーテルを使って造影剤を注入し、レントゲンを撮る検査です。
子宮の中の異常がわかると同時に、卵管の通りが良くなるため、検査後妊娠しやすい状態に改善することもあります。感染症検査
不妊症以外に、感染症などの病気がないか調べます。
フーナー検査
性交渉後に子宮口入口や子宮頚管内の粘膜を採取し、精子の状態を確認します。
男性が来院する必要はありません。
治療内容
当院では、以下の治療法を行っております。
タイミング法
- 自然妊娠が明らかに無理と判明している場合を除いて、不妊治療の最初に行う方法です。
生理中から生理直後にかけて受診していただき、各種検査を行います。
粘液の状態や卵巣の様子、卵胞の大きさ、血中値などから排卵日を予測し、そのタイミングで性交渉をもってもらうことで、自然妊娠を目指します。 - 排卵がない方や排卵の状態がよくない場合には、排卵誘発剤を用いて卵胞の発育と排卵を促進させます。
人工授精
人工授精は、性交渉での妊娠ではなく、専用のチューブを使って精子を子宮内に直接注入して妊娠に導く方法です。
- 精子の数が少ない、運動率が低い
- フーナー検査の結果、精子と頚管粘液の相性が良くない
- 仕事などの都合で、排卵日に性交渉をもつのが難しい
などの場合に、効果が期待できます。
- 基本的には自宅で採取した精子を、女性の排卵日当日にクリニックに持参していただきます。
女性の方にお持ちいただければ、男性の来院は不要です。 - 人工授精で妊娠された方の約80%は3回以内に結果が出ています。
よって、人工授精の施行回数は3~5回程度と考えておいてください。
そこまでで思わしい結果が出ない場合は、次のステップに進んでいただくことをご提案しております。
費用
100,000円~300,000円(税抜)




